ユニットバスリフォームの費用相場とサイズ・選び方・工期・失敗しないポイントを解説する図解

ユニットバスリフォームの費用相場|サイズ・選び方・工期・失敗しないポイント

浴室リフォームを検討するとき、多くの住宅で候補になるのがユニットバス(システムバス)への交換です。

浴槽・床・壁・天井などを組み合わせて施工するため、在来浴室からユニットバスへ変更したり、古いユニットバスから新しいユニットバスへ交換したりできます。

ただし、ユニットバスは「商品を選べば終わり」ではありません。

現在の浴室サイズ、設置スペース、配管、窓、換気、下地、入口などの条件によって、選べるサイズや工事内容が変わります。

この記事では、ユニットバスリフォームの費用相場、サイズ、グレード、工期、オプション、追加工事、見積もり、失敗を防ぐポイントまでまとめて解説します。

先に結論

○ 現在の浴室サイズだけでなく、壁の内側にある設置スペースまで現地調査で確認します

○ 浴槽の広さだけでなく、洗い場・掃除・断熱・換気・収納まで含めて仕様を選びます

○ 本体価格だけでなく、解体・配管・電気・下地・窓・追加費用まで見積もりを比較します

浴室リフォーム全体の費用や工期、補助金、業者選びまで確認したい方は、先に浴室・お風呂リフォーム完全ガイドをご覧ください。

ユニットバスリフォームの工事パターン別費用相場を比較した図解
目次

ユニットバスリフォームの費用相場

ユニットバスリフォームの費用は、現在の浴室がユニットバスか在来浴室か、採用する商品グレード、サイズ、追加工事などによって変わります。

工事パターン 費用目安 主な内容
ユニットバスからユニットバス 約70万~150万円 既存浴室撤去・新しいユニットバス設置など
在来浴室からユニットバス 約80万~180万円 解体・下地・配管・ユニットバス設置など
大型・高グレードのユニットバス 約120万~250万円以上 大型浴槽、高機能設備、各種オプションなど
浴室+脱衣所内装 約90万~200万円以上 ユニットバス交換+洗面所側の壁・床など

上記は予算を考えるための目安です。

メーカー、商品、サイズ、施工地域、既存浴室の状態によって費用は変わります。商品価格と実際のリフォーム総額は異なるため、最終的には現地調査後の見積もりで確認してください。

浴室リフォーム全体の費用については、浴室リフォーム費用の相場でも詳しく解説しています。

ユニットバスとシステムバスの違いは?

リフォーム会社やメーカーでは「ユニットバス」「システムバス」という名称が使われています。

一般的な住宅リフォームでは、浴槽・床・壁・天井などを現場で組み立てる浴室設備を指す言葉として使われることが多く、商品を探す際には両方の名称を見かけます。

メーカーによって呼び方や商品構成は異なるため、名称よりも戸建て用かマンション用か、サイズ、仕様、設置条件を確認することが重要です。

ユニットバスのサイズ|1216・1616とは?

ユニットバスでは「1216」「1616」「1620」などのサイズ表記をよく見かけます。

これは浴室内部の寸法を分かりやすく示すための表記で、例えば1216なら、おおむね120cm×160cmクラスの浴室を示します。

代表的なサイズ 内寸のイメージ 特徴
1216 約120cm×160cm 比較的コンパクト。マンションなどでも多いサイズ
1317 約130cm×170cm 1216より少しゆとりを取りやすい
1418 約140cm×180cm マンションでもゆとりを感じやすいサイズ
1616 約160cm×160cm 一般に1坪タイプと呼ばれることがある
1620 約160cm×200cm 浴槽・洗い場とも広く取りやすい

サイズ表記や実際の寸法はメーカー・商品によって異なります。

同じサイズ名称でも設置に必要な外寸や浴槽形状などが異なるため、必ず採用する商品の仕様図と現地寸法で確認してください。

今と同じサイズしか選べないとは限らない

現在の浴室が1216だからといって、必ず次も1216になるとは限りません。

古いユニットバスでは、浴室と建物の壁の間に余裕があることがあります。

商品によっては設置スペースを効率よく使える場合もあり、現地調査の結果によっては一回り広いサイズを検討できることがあります。

反対に、柱、梁、配管、窓などの影響で希望サイズを入れられないケースもあります。

サイズアップを希望する場合は次を確認しましょう。

  • 浴室の内寸
  • ユニットバスの外側にある設置スペース
  • 柱・梁の位置
  • 給排水管の位置
  • 窓の位置
  • 浴室入口の位置
ユニットバスの1216・1317・1418・1616・1620サイズを比較した図解

浴槽と洗い場のバランスも重要

ユニットバスを選ぶときは「できるだけ大きな浴槽にしたい」と考えがちです。

しかし、限られた浴室面積では、浴槽を大きくすると洗い場とのバランスが変わる場合があります。

子どもと一緒に入浴する家庭や、将来的な介助を考える家庭では、洗い場の広さも重要です。

ショールームでは浴槽だけでなく、イスに座った状態やシャワーを使う姿勢まで確認しましょう。

戸建てとマンションでは選べる商品が違う

ユニットバスには、戸建て住宅向けとマンション向けの商品があります。

マンションでは、建物構造、梁、配管、床下スペース、管理規約などの条件があります。

戸建てでは、在来浴室からの交換、断熱、窓、土台や下地の状態などが工事内容へ影響することがあります。

住宅タイプに応じた商品と施工方法を提案できる会社へ相談しましょう。

マンション全体のリフォームについては、マンションリフォーム完全ガイドも参考にしてください。

在来浴室からユニットバスへリフォームする場合

タイル張りなどの在来浴室からユニットバスへ変更する場合は、既存浴室を解体してから新しいユニットバスを設置します。

解体後に初めて分かる部分もあるため、ユニットバスからユニットバスへの交換より追加工事が発生する可能性があります。

例えば次のような工事です。

  • 土台・柱・下地の補修
  • 給排水管の移動・交換
  • 電気配線
  • 換気ダクト
  • 断熱材の施工
  • 入口まわりの大工工事

古い浴室で水漏れや腐食が心配な場合は、追加工事が発生した場合の対応方法を契約前に確認しておきましょう。

ユニットバスのグレードで費用は変わる

同じサイズのユニットバスでも、商品シリーズやグレードによって価格は変わります。

グレード 主な考え方 向いている人
ベーシック 必要な基本機能を中心に構成 費用を抑えたい
ミドル 掃除・断熱・デザインなどを充実 費用と快適性のバランスを取りたい
ハイグレード 浴槽・照明・肩湯など快適機能を追加 入浴時間やデザインを重視したい

上位グレードだから必ず満足できるとは限りません。

毎日の不満を解決する機能に優先して予算を使うことが重要です。

付けるか迷いやすいユニットバスのオプション

ユニットバスには多くのオプションがあります。

代表的なものには次があります。

  • 浴室暖房乾燥機
  • 断熱浴槽
  • 保温性を高めた床
  • 手すり
  • 収納棚
  • カウンター
  • 大型ミラー
  • 照明オプション
  • 節水シャワー
  • 自動洗浄などの機能

便利そうだからという理由だけで追加すると、予算が大きく上がることがあります。

「絶対に欲しい」「あれば便利」「なくても困らない」に分けて選びましょう。

掃除のしやすさは設備を減らす視点も必要

ユニットバスではカウンター、棚、鏡などを自由に選べる商品があります。

設備を増やすと便利になる一方で、水垢や石けん汚れが付く場所も増えます。

掃除を重視する場合は、必要な設備だけ残すという考え方もあります。

浴室リフォームで起こりやすい失敗については、浴室リフォームの後悔・失敗例15選も確認してください。

浴室の窓をどうするか確認する

ユニットバス交換時には、既存の窓をそのまま使うのか、窓まわりも工事するのか確認します。

冬の寒さが現在の不満であれば、ユニットバス本体だけでなく窓を含めて断熱を検討することが重要です。

大きな窓がある場合は、採光だけでなく冷気、結露、掃除、防犯なども考えて判断しましょう。

ユニットバスリフォームの工期目安

工期は現在の浴室や追加工事の有無によって変わります。

工事内容 工期目安
ユニットバスからユニットバス 3~5日程度
在来浴室からユニットバス 5日~1週間程度
下地・配管など追加工事あり 1週間以上になる場合あり

現場条件、商品納期、工事内容によって変わるため、契約前に工程表を確認してください。

浴室が使えない期間だけでなく、自宅で入浴できない期間をどうするかも事前に考えておきましょう。

ユニットバスリフォームの基本的な流れ

工程 主な内容
1.現地調査 サイズ・配管・窓・換気・設置条件を確認
2.商品・仕様決定 サイズ・浴槽・壁・床・オプションを選ぶ
3.既存浴室解体 古いユニットバス・在来浴室を撤去
4.設備・下地工事 給排水・電気・換気・補修など
5.ユニットバス組立 床・浴槽・壁・天井などを施工
6.接続・仕上げ 配管・電気・入口・内装を仕上げる
7.確認・引き渡し 設備の使用方法・保証などを確認

ユニットバスリフォームでよくある失敗

1.サイズ表だけを見て決める

同じサイズ名称でも浴槽形状や洗い場の使い勝手は異なります。

ショールームで実際に確認しましょう。

2.浴槽の広さだけを優先する

浴槽を広くした結果、洗い場が使いにくくなる場合があります。

浴室全体のバランスで判断してください。

3.オプションを付けすぎる

便利な設備を追加し続けると、当初予算を大きく超えることがあります。

使用頻度から優先順位を決めましょう。

4.掃除のしやすさを確認しない

カウンターや収納が多いほど掃除する場所も増えます。

取り外しやすさや日常のお手入れ方法まで確認してください。

5.窓と断熱を別々に考える

冬の寒さを改善したいなら、浴室本体だけでなく窓も含めて検討することが重要です。

6.追加工事の条件を確認しない

解体後に下地や配管の問題が見つかる場合があります。

追加工事が発生する場合の連絡・見積もり方法を確認しましょう。

7.本体価格だけで見積もりを比較する

商品価格が安くても、解体、配管、電気、下地、処分などが別料金なら最終金額は変わります。

工事完了までの総額で比較することが重要です。

ユニットバスリフォーム契約前に確認したいサイズ・配管・下地・追加費用・保証のチェックリストをまとめた図解

ユニットバスリフォームの見積もりチェックリスト

確認項目 チェック内容
ユニットバス メーカー・シリーズ・サイズ・仕様
オプション 標準仕様と追加オプションを分ける
解体・撤去 既存浴室の撤去費用
給排水 配管接続・移設・交換の範囲
電気 照明・暖房乾燥機などの電気工事
換気 換気扇・ダクト工事
下地 土台・壁・床の補修条件
既存利用・交換・断熱工事
入口・脱衣所 ドアまわり・壁紙・床の復旧
処分費 既存浴室・廃材の処分
追加費用 追加工事が発生する条件
保証 商品保証・工事保証・連絡窓口

ショールームで確認したいポイント

ユニットバスは、カタログだけでなくショールームで実物を確認すると判断しやすくなります。

  • 浴槽へ入ったときの広さ・深さ
  • 浴槽のまたぎ高さ
  • 洗い場の広さ
  • 床の感触
  • シャワーの高さ
  • カウンター・収納の位置
  • 鏡の大きさ
  • 壁パネルの色
  • 照明を付けたときの印象
  • 掃除する部品の取り外し方法

家族で体格や使い方が違う場合は、可能であれば普段使う人も一緒に確認してください。

主要メーカーの公式情報も確認する

ユニットバスの商品・仕様・対応サイズは更新されるため、最終決定時はメーカーの公式情報を確認してください。

メーカー希望小売価格と実際のリフォーム見積もりは同じではありません。施工費や追加工事まで含めた総額で比較してください。

ユニットバスリフォーム業者の選び方

ユニットバスは商品選びだけでなく、現地調査と施工内容が重要です。

業者を比較するときは、次を確認しましょう。

  • 浴室リフォームの施工実績
  • 現地調査で設置スペースまで確認しているか
  • サイズアップの可否を説明できるか
  • 配管・電気・換気まで確認しているか
  • 下地補修の可能性を説明できるか
  • 追加費用の条件が明確か
  • 商品保証・工事保証を説明できるか

詳しくは、浴室リフォーム業者の選び方も参考にしてください。

ユニットバスリフォームは複数社の見積もりを比較

同じメーカー・同じユニットバスでも、施工会社によって見積もり内容が異なる場合があります。

本体値引きだけではなく、解体、配管、電気、換気、下地、窓、入口まわりまで含めて比較しましょう。

ユニットバスリフォームは、見積もりとプランを比較

ユニットバス本体の価格だけでなく、サイズ・解体・配管・電気・下地・断熱・窓・追加費用・保証まで確認することが大切です。複数社のプランと見積もりを比較して、自宅に合う内容を選びましょう。

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よくある質問

ユニットバスリフォームはいくらくらいかかりますか?

ユニットバスからユニットバスへの交換で約70万~150万円、在来浴室からの変更で約80万~180万円程度がひとつの目安です。サイズ、商品、工事内容によって大きく変わるため、現地調査後の見積もりを確認してください。

1216と1616ではどちらが広いですか?

一般的には1616のほうが広い浴室です。ただし、実際の浴槽・洗い場寸法や設置条件はメーカー・商品によって異なります。

現在より大きいユニットバスにできますか?

建物側の設置スペースに余裕があれば検討できる場合があります。柱・梁・配管・窓などによって難しい場合もあるため、現地調査が必要です。

ユニットバス交換は何日かかりますか?

既存ユニットバスからの交換なら3~5日程度、在来浴室からの変更では5日~1週間程度が目安です。下地補修などが必要な場合は延びることがあります。

浴室暖房乾燥機は付けたほうがいいですか?

必須ではありません。冬の寒さ、洗濯物の室内干し、浴室の換気など、現在の困りごとや生活スタイルから必要性を判断しましょう。

ユニットバスはメーカーを決めてから業者を探すべきですか?

メーカーを先に決めても構いませんが、自宅の設置条件によって採用できる商品やサイズが変わる場合があります。現地調査と商品選びを並行して進めると判断しやすくなります。

まとめ|ユニットバスはサイズ・総額・使いやすさで選ぼう

ユニットバスリフォームでは、本体価格だけでなく、サイズ、浴槽、洗い場、掃除、断熱、換気、収納などを総合的に考えることが大切です。

また、現在と同じ浴室サイズしか選べないとは限らないため、現地調査で設置スペースまで確認してもらいましょう。

在来浴室では、解体後に下地や配管の補修が必要になる可能性もあります。

見積もりでは商品・解体・配管・電気・換気・下地・窓・追加費用・保証まで含めた総額を確認してください。

浴室リフォーム全体について詳しく確認したい方は、浴室・お風呂リフォーム完全ガイドもあわせてご覧ください。