屋根材について調べてみたらガルバリウム鋼板が一番いい!って書いてあったけど本当?
ネットではガルバリウム鋼板についての見解が様々でどの屋根材にするのがベストなのか迷う。
ガルバリウム鋼板屋根材について調べているあなた向けに記事をまとめました。
ガルバリウム鋼板とは?
ガルバリウム鋼板とは、銅の板のことであり錆びにくく耐久性に優れている屋根材の事です。
ステンレスはコストがかかるため材料費としては高額になりますが、ガルバリウム鋼板はステンレスと比較すると劣るものの材料費の安さが魅力です。
ガルバリウム鋼板を一言で言うと「コスパがいい」「軽くて丈夫」そして「錆びにくい」屋根材です。
ガルバリウム鋼板屋根材のメリット
ガルバリウム鋼板屋根材のメリットについてもう少し具体的にご紹介します。
- 金属だけど軽い
- 25~30年の耐久性がある
- コスパがいい
- 耐熱性が高い
金属だけど軽い
ガルバリウム鋼板は金属ですが軽いことがメリットです。
屋根材が軽いことで受ける最大の恩恵とは「地震に強い」という事です。
屋根材が重いと地震発生時に負荷がかかりますが、ガルバリウム鋼板は軽いので揺れにも強い素材です。
ガルバリウム鋼板の素材はアルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%の配合で作られており、さらにアルミ亜鉛合金をメッキした鋼板なので「強くて軽い」素材を実現できます。
25~30年の耐久性がある
ガルバリウム鋼板は耐久性に優れており、その期間は25年から30年です。
「割れにくい」というメリットがありますが、素材が薄いことから傷やヘコミには弱い。
ガルバリウム鋼板を塗り替える必要はありませんが色褪せはします。
コスパがいい
ガルバリウム鋼板のコストについては、初期費用は決して安くはありませんが長い目で見て耐久性を考えるとコスパに優れています。
耐熱性が高い
屋根の色は濃い色が多いですが色を濃くすると熱を持ちやすくなります。
一方ガルバリウム鋼板屋根材は色が濃くても耐熱性が高くアルミニウムの含有率が高いこともありアルミメッキ銅板に近い耐熱性を実現できる屋根材です。
こんな人にガルバリウム鋼板屋根材はオススメ!
- 地震のことも考えて屋根のリフォームをしたい
- 健康面を考慮してノンアスベストの屋根材を考えている
- 今回の屋根リフォームで25年から30年持たせたい
- 見た目をシンプルでカラーの選択肢が広くあったほうがいい
- コスパを気にしている
ガルバリウム鋼板屋根材のデメリット
ガルバリウム鋼板屋根材にはメリットが沢山ありますが、当然デメリットもあります。
ガルバリウム鋼板屋根材のデメリットとしては大きく3つです。
- 高い施工技術が必要である
- 断熱効果は期待できない
- 雨音などの音が響きやすい
高い施工技術が必要である
ガルバリウム鋼板屋根材での屋根リフォームを行う際には、実績に基づく経験値と知識を持った業者・職人でなければガルバリウム鋼板屋根材のメリットを生かした施工ができません。
そのため高い施工技術を持った屋根塗装・屋根リフォーム会社を選ぶことが重要になってきます。
断熱効果は期待できない
ガルバリウム鋼板は薄い金属ですので断熱性能は低いことがデメリットの一つです。
コスト優先で断熱効果を重要視しないのであれば、ガルバリウム鋼板はベストな屋根材です。
最近は断熱材と一体になっているガルバリウム鋼板屋根材がありますので、少しコストはかかりますが断熱効果も得られるガルバリウム鋼板を選択することもできます。
雨音などの音が響きやすい
ガルバリウム鋼板は薄い鉄であることでのメリットもある一方で、音を拾いやすいというデメリットもあります。
断熱効果を併せ持つガルバリウム鋼板屋根材を使用することで、同時に遮音性能を上げることもできます。
こんな人はガルバリウム鋼板屋根材は向いていないかも?
- 雨などの「音」が気になる
- 低コストで断熱効果も望む
ガルバリウム鋼板屋根材の葺き方
ガルバリウム鋼板屋根材の葺き方は代表的な施工方法として3つあります。
- 横葺き
- 縦葺き
- 瓦調葺き
横葺き
断熱材と一体になっているガルバリウム鋼板屋根材を選択する場合、横葺きによる施工になることが多く横葺きの特徴としては「デザイン性が高く」「見た目がシンプル」ということです。
デメリットは水が溜まりやすいので勾配のある形状の屋根であることがポイントです。
縦葺き
縦葺きの特徴は「雨漏りしにくい」「施工時の作業効率がいい」「工事費用を抑えられる」ことです。
また屋根の形状が複雑でも対応しやすいというメリットもあります。
瓦調葺き
ガルバリウム鋼板でも瓦調の形をした屋根材があり、瓦葺き(かわらぶき)施工を行う事で和風建築の建物にマッチします。
瓦よりも軽いので外観は日本風である雰囲気を保ちつつ、地震対策にも効果が期待できるガルバリウム鋼板屋根材の葺き方です。
ガルバリウム鋼板屋根の色の選び方
屋根の色を決める際には外壁の色とのバランスを考えて決めることがポイントです。
一般的に屋根の色は「外壁の色より濃い色」を選ぶことで全体がしまって見えます。
また近隣の環境や住宅とのバランスも考えて屋根の色を選ぶことも必要かもしれません。
ガルバリウム鋼板の耐久性とメンテナンス
ガルバリウム鋼板は25年から30年と長い耐久性が魅力の一つでもあります。
他の屋根材と比較してメンテナンスも不要であることもメリットでもありますが、まったく何もしなくて良いという事ではありません。
1年に1回くらいが理想ですが屋根に水を流して汚れやゴミを洗い流すことで、耐久性を維持することができます。
高圧洗浄には不向きの素材ですので、専門の知識を持った屋根塗装リフォーム業者に依頼することをオススメします。
屋根塗装業者を探すときは、ガルバリウム屋根施工後のメンテナンスについても相談し、メンテナンス時の費用や時期についても事前確認しておくと良いでしょう。
ガルバリウム屋根塗装施工業者選びの注意点
ガルバリウム屋根施工には、工事実績とそれに基づく経験と知識が必要です。
ガルバリウム屋根塗装施工業者を選ぶ際は以下の点に注意しましょう。
- ガルバリウム屋根施工の工事実績が豊富である
- 現地調査に時間をかけてしっかりやってくれる
- ガルバリウム屋根施工と比較した他の施工方法についての提案がある
- ガルバリウム屋根施工の見積もりは3~4社で取り最終的に1社に絞る
- 施工完了後のアフターサービスやメンテナンス内容についても確認する
- 可能であれば現場から近い業者を探す
- 自分でガルバリウム屋根施工業者を探すことが難しい場合、業者紹介サービスを活用する
ガルバリウム屋根施工業者を紹介してくれるサービスを利用する
リフォーム業界には悪徳業者に騙される人が後を絶ちません。
リフォームにあたって、はっきり言えることがあります。 リフォームを成功させるポイントは「リフォーム会社選び」です。 一生に何度もリフォームする人はそんなにいませんので「わからないことがわからない」のではないで[…]
こうした悪質な屋根塗装業者に騙されないためにも、屋根塗装の業者紹介サービスを利用することもひとつの方法です。
- リフォーム全般に精通した知識を持ったオペレーターが存在し対応してくれる
- 業者ではなく第三者として中立の立場でアドバイスをしてくれる
- どんな些細な疑問質問にも応えてくれる
- 業者から直接電話がかかってくることがない
- 優良企業と認定された業者しか加盟できない
- 審査に通過した優良企業の中からあなたの条件に合った屋根塗装業者を紹介してくれる
- 紹介して貰ったからといって契約ではない。「検討する」「時期をずらす」「キャンセル」もできる
- 複数の塗装業者の紹介が可能なので、相見積もりを取り比較することが出来る
- 補助金や助成金を使って屋根リフォーム費用を安く抑えることが出来るか?対応業者の紹介も可能
- 火災保険を使った屋根リフォームが可能であるかの相談も可能
- 屋根塗装業者を紹介して貰ったが断りにくい。。。ヌリカエがあなたに代わって断りの連絡を業者に入れてもらうこともできる
まとめ
- ガルバリウム鋼板は軽くて耐久性が高い
- 25年から30年使用できる
- コストパフォーマンスに優れている
- ガルバリウム鋼板の葺き方は「横葺き」「縦葺き」「瓦調葺き」が代表的でそれぞれ特徴がある
- 屋根の色を選ぶ時は外壁の色より濃い色を選ぶ
- ガルバリウム屋根施工には技術が必要なので業者選びには注意する
- ガルバリウム屋根施工の工事実績がある業者を紹介してもらうサービスを使うこともひとつの手段である