外壁塗装の費用は平米数と坪数で異なることは当然ですが、使用する塗料で料金が変わります。
- アクリル塗装
- ウレタン塗装
- シリコン塗装
- フッ素塗装
塗料の耐久性は①から④に行くにつれて高くなり同様に価格も高くなります。
外壁塗装費用の相場
以下は平米数と坪数ごとの使用塗料別に足場費用を含む、外壁塗装料金の相場をまとめたものです。
建物の状態によって外壁塗装の料金は変わってきますので、おおよその参考価格として記載します。
延べ床面積 51~100平米(15~30坪)
塗料の種類 | 外壁塗装費用 | 足場費用 | 合計 |
アクリル | 35万円〜61万円 | 15万円〜20万円 | 50万円~81万円 |
ウレタン | 39万円〜64万円 | 15万円〜20万円 | 54万円~84万円 |
シリコン | 43万円〜71万円 | 15万円〜20万円 | 58万円~91万円 |
フッ素 | 47万円〜81万円 | 15万円〜20万円 | 62万円~101万円 |
延べ床面積 101~150平米(30~45坪)
塗料の種類 | 外壁塗装費用 | 足場費用 | 合計 |
アクリル | 39万円〜79万円 | 20万円〜25万円 | 59万円~104万円 |
ウレタン | 46万円〜85万円 | 20万円〜25万円 | 66万円~110万円 |
シリコン | 48万円〜91万円 | 20万円〜25万円 | 68万円~116万円 |
フッ素 | 57万円〜99万円 | 20万円〜25万円 | 77万円~124万円 |
延べ床面積 151~200平米(45~60坪)
塗料の種類 | 外壁塗装費用 | 足場費用 | 合計 |
アクリル | 44万円〜92万円 | 25万円〜30万円 | 69万円~122万円 |
ウレタン | 53万円〜98万円 | 25万円〜30万円 | 78万円~128万円 |
シリコン | 58万円〜107万円 | 25万円〜30万円 | 83万円~137万円 |
フッ素 | 64万円〜124万円 | 25万円〜30万円 | 89万円~154万円 |
外壁塗料の種類と特徴
アクリル塗料の特徴
アクリル塗料は、外壁塗装で一般的に使用される塗料の一つです。
比較的安価であり、コストパフォーマンスに優れているため、多くの住宅で採用されています。
また、色のバリエーションが豊富で、美しい仕上がりが期待できるのも特徴です。
しかし、耐久性は他の塗料と比べると劣るため、定期的な再塗装が必要です。
シリコン塗料の特徴
シリコン塗料は、アクリル塗料よりも耐久性が高く、長期間にわたり美観を保つことができます。
防水性や耐候性に優れており、紫外線や雨風から外壁をしっかりと保護します。
また、カビや汚れが付きにくい性質も持っているため、メンテナンスの手間を減らすことができます。
価格はアクリル塗料よりも高めですが、耐久性を考慮するとコストパフォーマンスは良いと言えます。
フッ素塗料の特徴
フッ素塗料は、外壁塗料の中でも最高級の性能を誇ります。
非常に高い耐久性を持ち、10年以上にわたって美観を維持することが可能です。
また、防水性や耐候性に加え、耐熱性や防汚性にも優れているため、過酷な環境下でも効果を発揮します。
その分、価格は他の塗料よりも高くなりますが、長期的な視点で見ると非常に経済的です。
その他の塗料の特徴
外壁塗装には、上記以外にもさまざまな塗料があります。
例えば、ウレタン塗料はシリコン塗料とアクリル塗料の中間的な性能を持ち、バランスの取れた選択肢です。
また、断熱塗料は、建物内部の温度を保ち、エネルギー効率を向上させる効果があります。
それぞれの塗料には特徴があるため、建物の条件や目的に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。
良い業者を選ぶための具体的な基準やチェックリスト
外壁塗装業者を選ぶ際に重要な基準やチェックリストを以下に示します
- ライセンスと資格の確認:業者が適切なライセンスや資格を持っているか確認します。これは信頼性と技術力の証拠です。
- 経験と実績:業者の経験年数や過去の施工実績を確認します。経験豊富な業者は多様な状況に対応できる可能性が高いです。
- 口コミやレビュー:インターネットでの口コミやレビューを調査します。特に、同地域での評価は参考になります。
- 保証内容の確認:施工後の保証がどの程度提供されるか確認します。保証があると、施工後のトラブルにも安心です。
- 見積もりの比較:複数の業者から見積もりを取り、価格だけでなく、サービス内容や使用する塗料の品質も比較します。
- 契約内容の透明性:契約内容が明確であり、追加費用が発生する場合の条件も明示されているか確認します。
- コミュニケーション:業者とのコミュニケーションがスムーズかどうかも重要です。質問に対して迅速かつ丁寧に対応してくれる業者を選びます。
- 現場調査の有無:現場調査を実施し、適切な見積もりを提供してくれるか確認します。現場を見ずに見積もりを出す業者は避けるべきです。
過去の顧客レビューや評価を正しく理解するためのポイントを以下に示します
- レビューの数と内容:レビューの数が多いほど信頼性が高まります。複数のレビューをチェックし、内容が具体的かどうか確認します。
- 最新のレビュー:最新のレビューに注目します。最近の施工に関する情報がより参考になります。
- レビューのバランス:良いレビューと悪いレビューのバランスを見ます。すべてが良いレビューだけの場合、信憑性に疑問が残ることがあります。
- 特定の問題点:同じ問題点が複数のレビューで指摘されている場合、その点に注意が必要です。例えば、施工の遅れや品質に関する不満が多い場合、その業者は避けるべきです。
- 評価サイトの信頼性:信頼性のある評価サイトやプラットフォームでのレビューを優先します。例えば、Googleレビューや専門の口コミサイトなどです。
- 業者の対応:ネガティブなレビューに対する業者の対応も重要です。真摯に対応しているか、改善策を講じているかを確認します。
これらの基準やチェックリストを参考にすることで、信頼できる外壁塗装業者を選ぶことができます。